知っトク情報

障がい児者の生活にまつわる専門家の方々などからいただいた情報を掲載します。

  • 障がいのあるお子さんとコミュニケーションを楽しもう(その2)

    ひのみね支援学校のコミュニケーション指導について(その2)
    徳島県立ひのみね支援学校 山田千代

     子ども達と心が通い合い,コミュニケーションがどんどん続いていくことはとても楽しい時間です。言葉を発しない子ども達であってもいろいろなことを受け止めて発信しています。今回は,そんな子ども達の中でも思いはあっても意思の表出がまだ自分では明確になっていないお子さんのコミュニケーション指導について紹介します。

     日ごろから,障がいのあるお子さんと関わられている方は言葉がなくても,表情やちょっとした体の動きなどから「そう思っているんだね。」,「これがしたいんだね。」と気持ちを汲み取って,子ども達とのコミュニケーションを進めているかと思います。手を挙げるなどの明確な意思表出がなくても,子ども達のわずかな動きを捉えて気持ちを推し量り,やりとりを行っていることでしょう。
     本校でも同じようなやりとりが行われています。今回はコミュニケーションの基礎的な力を養う取組の1つを紹介します。

     例えば,歌が大好きで,唇を動かすことのできるお子さんの場合・・・

    ○○くん,今から大好きな「さんぽ」を聞くよ。この歌だよ。

    あ,あの歌だ。

    ~最初に,これからすることを,何をするかをその子にわかりやすく伝えます。教員がやって見せたり,一緒にやってみたりしながら体験することもわかりやすくする1つの方法です。~

    そうそう,この歌よ。
    ○○くん,「さんぽ」聞く?

    あ,先生,何か言っている。
    (口を動かす)

    ○○くん,口で返事したね。
    「さんぽ」かけるよ。

    やった~
    (口を動かす)

    ~この時はまだ,子どもが口を動かして「はい」と返事したかどうかは定かではありませんが,まずは教員がそうなんじゃないかなと受け止めて応答します。~

    嬉しいね~。
    もう1回「さんぽ」聞く?

    あ,先生が何か言っている。(口を動かす)

    口で返事したね。(口を触りながら)ここを動かしたね。ここね。
    じゃあ,「さんぽ」かけるよ。

    あれ?口を動かすと「さんぽ」が聞こえる・・・。

    ~動かしたところを触ってあげると,ここを動かしたんだということが子ども自身にフィードバックされます。ただ,触られるのが嫌な子もいるので,そのような場合は慎重に対応します。~

    ねえねえ,もう1回「さんぽ」聞く?

    歌,聞きたいなぁ。
    口を動かしてみよう。

     このような関わりを繰り返しながら,次第に簡単な因果関係(~したら~になった)を理解していきます。口などを動かして「したいよ」,「はい」を表せるようになると,同じように,口を動かさなかった時に教員が「したくないんだね」,「違うんだ」のように受け止めることで,「いいえ」の伝え方についても学んでいきます。そうして,「はい」-「いいえ」が明確になってくると,複数の選択肢の中から「これにする」と選ぶことができるようになり,子ども達の気持ちの伝え方も広がっていきます。

     意思表出の基礎的な力を学んでいる子ども達にとっては,コミュニケーション相手はとても大きな存在です。関わる大人はどのような場面なのか,今何が起こっているのかという背景や周辺の状況の文脈を把握した上で,子ども達のちょっとした表情や動きの変化を敏感に感じ取りながら気持ちを想像したり,推し量ったりすることが必要となります。子ども達の気持ちを受け止め,汲み取りながら楽しくコミュニケーションできる相手になりたいなぁ・・・と思う毎日です。

  • 障がいのあるお子さんとコミュニケーションを楽しもう

    ~ひのみね支援学校のコミュニケーション指導について(その1)~
    徳島県立ひのみね支援学校 山田千代

    本校にはたくさんの肢体不自由のお子さんが通われています。子どもたちは肢体の不自由さがあるために受け身的であったり,自分からいろいろなことを伝えたくても伝えられなかったりすることがあります。コミュニケーションは,生活する上で必要不可欠な営みであり,相手と自分が言葉で気持ちを通わすキャッチボールです。

    しかし,受け身的なかかわりの中で過ごすことの多い肢体不自由のあるお子さんにとっては,自分から発信する機会が少なかったり,自分でやってみようとする力が育っていなかったりすることが見受けられます。コミュニケーションを楽しむためには,自分から発信する力を育てることが大切です。やってみよう,やってみたい気持ちを育てるために,本校では支援機器を用いた活動を学習の中に取り入れています。今回はその一部を紹介します。

    ~自分からやってみようとする気持ちを育てるために~

    まず最初に,その子にとって「とっても好きな活動」を見つけて用意します。自分から何度もしようと思えるほど好きな活動。できれば人にお願いしなくても,自分で行うことのできる活動を・・・。

    次に,スイッチを入れると,好きな活動の動きを手助けしてくれる支援機器を準備します。例えば・・・

    <ウゴキんぐ>
    • 電化製品の電源を制御できる。
    • 数種類の動かし方あり。
      • スイッチを押している間だけ動かす機能
      • タイマー機能
      • 1度スイッチを押すとON,もう一度押すとOFFになるラッチ機能
    • ボタン式のON/OFFがついている電化製品であれば使用可能。
    <BDアダプター>

    電池で動くおもちゃをスイッチで操作できるようにするためのアダプター。
    ニッパーなどでおもちゃの乾電池ボックスに,BDアダプターの線が通るぐらいの穴を開けます。そして,乾電池の端に銅板が接するように差し込めばOK。

    そして,スイッチを選択します。スイッチを入れたことが音や感覚で返ってくる方が,自分が動かしたことがわかりやすくなります。例えば・・・

    <棒スイッチ>  

    軽い力で発泡スチロール部分を動かすとスイッチが入る。カチッと音がする。

    <ジェリービーンスイッチ ツイスト>
     
    • 軽く押すことでスイッチが入る。カチッと音がする。
    • 表面が下に動いて止まる感覚が感じられる。

    その他,紐を引っ張って入力するスイッチや,表情や指のわずかな動きで入力できるスイッチなどもあります。

    最後に,活動に使う道具を支援機器やスイッチにつなぎます。例えば・・・

    ミラーボールをつないだ例
    • ミラーボール
    • バブルチューブ
      • カラフルな光がキラキラ。
      • 泡の音や回転音あり。
    • フットバス
      • 足浴,手浴でリラックス。
      • 入浴剤を入れると匂いも。
      • 泡や振動も感じられる。
    • ドライヤー、扇風機
      • 強風~弱風、冷風、温風あり。
      • 風が好きな子にはピッタリ。
    • ミキサー
      • 振動、音あり。
      • できあがるとジュースをゴックン。
    • カセットデッキ
      • 好きな音楽が流れる。
      • 音楽好きにはピッタリ。
    綿あめ器をつないだ例
    • 甘い匂いが漂う。
    • 口に入れるとすっと溶けてなくなる。
    • スイーツ好きにはピッタリ。
    おもちゃをつないだ例
    • 音や音楽が流れる。
    • 踊ったり、動いたりする。
    • 光もあり。

    ※その他、市販の物を改良したり太鼓たたき器などスイッチで動かすことのできるものを手作りしたりして、活用することもあります。

    道具がそろったら,次は,遊ばせ方。

    まずは,「スイッチを入れるとこんな遊びができるんだ」ということを,体験を通してわかってもらいます。

    大人がやってみて,次に子どもたちと一緒にやってみて,こう動かすんだよという体の使い方を伝えます。その際には,体のどこが楽に動かしやすいのか?というところを見つけていきます。スイッチを押すことに努力を要するよりは,今見られている体の動きでスイッチを操作することができたら,遊びをより楽しめます。操作しながら遊び方がわかってくることもあるので,どんどんやっていきましょう。

    その時に,子どもからの動きを引き出すコツは短く遊ばせることです。1回の遊ぶ長さが長いとそれで満足してしまい,「もう1回やりたい。」「スイッチを押してみよう」という気持ちが生まれにくくなったりします。ちょっと楽しんだところで終わるように,長さをセッティングします。

    もう一つのコツは,どんな好きな活動であっても飽きることがあることを大人がわかっていることです。興味をもって遊べるように,遊び方に強度をつけたり,いろいろなことを組み合わせたりしながら楽しめるように変化をつけることが必要です。

    「やりたい」と思える活動を通して,子どもたちの発信する力をどんどんと育てていく活動を一緒に楽しんでみてください。

  • クリスマスディナーもおいしく!嚥下食最前線

                  徳島赤十字ひのみね総合療育センター管理栄養士 清重智美

    食べ物を飲み込むこと(嚥下)は、誰もが毎日何気なく行っていますが、実はとても複雑なメカニズムによって成り立っています。そのメカニズムとは①五感を使って食べ物を認識し、②口に入れた食べ物を歯や舌を使って咀嚼し、唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすい塊(食塊)を作り、③舌を使って喉の奥へ送り込み、④ゴックンと飲み込んで食塊を食道に送り、⑤食道の蠕動運動によって胃に送る5段階の一連の動きをいいます。この動きは一瞬ですが、このいずれかまたは複数の段階で何らかの問題が発生する状態が摂食・嚥下障害です。摂食・嚥下障害が発生すると、必要な栄養量を摂ることができなくなり、低栄養になってしまいます。また、飲み込むときにむせてしまうために水分の摂取が難しくなり、脱水症状になってしまいます。さらに、食べ物や飲み物が食道ではなく、気管を通って肺の方へ入りやすいため、肺炎のリスクが高まります。肺炎はこのような食べ物・飲み物だけでなく、唾液が肺に入ることによって起こる場合もあります。

    先ほど述べた低栄養や脱水、肺炎などの問題を未然に防いだり、改善したりするため、摂食・嚥下機能が低下した方でも安全でおいしく食べられる食事を作る必要があります。それが嚥下食です。嚥下食とは、口の中で咀嚼しやすい、食塊が作りやすい、飲み込んでも口の奥や喉に残りにくい、誤嚥しにくい食事で、具体的には、ゼリー状やムース状のもの、ミキサーにかけたペースト状のもの、ハンバーグ・つみれなど肉や魚を再形成したもの、柔らかく煮込んであるものをいいます。形状に幅がありますが、その人の摂食・嚥下機能に合わせて調整します。逆に、さらさらした水分、酸味の強いもの、ぱさぱさしたもの、弾力のあるもの、喉にくっつきやすいもの、口の中に粒が残りやすいもの、線維の多いものは、摂食・嚥下障害がある方にとっては危険な物であり、ミキサーにかけたり、とろみをつけたりして加工することで食べられる場合もあります。

    嚥下食は普通の食事からさらに一手間かけるため、負担を感じることもあると思います。現在、簡単に扱えるゼリー化剤や、とろみ剤が各社から発売されています。さらに、調理済みの嚥下食や簡単に作れるフリーズドライの嚥下食も増えてきています。それらを適宜使用しながら、食べる方も料理をする方も負担の少ない、安全でおいしい嚥下食を作っていただきたいと思います。

    最後に、クリスマスメニューで定番の照り焼きチキンのレシピを紹介します。

    やわらか食(形はあるが、舌で押しつぶしやすく、飲み込みやすいもの)
    《材料(1人分)》331kcal ・照り焼きチキン 鶏ミンチ80g 長いも30g 卵1/2個 だし汁20ml オリーブ油5g しょうゆ大さじ1 みりん大さじ1 砂糖小さじ1 ・マッシュポテト   普通食と同じ ・茹で野菜   普通食と同じ
    ・照り焼きチキン ①鶏ミンチ、長いも、卵、だし汁、オリーブ油をミキサーで撹拌し、電子レンジ使用可能な容器に ラップを敷き、流し込む。 ②電子レンジで500W6分程度加熱する。 ③鶏肉を取り出し、食べやすい大きさに切り、器に盛る。 ④調味料を鍋で煮詰めて、鶏肉にかける。 ・マッシュポテト 普通食と同じだが、粒が残らないようにしっかりつぶす。 ・茹で野菜 指で軽く押しただけでつぶれるくらいになるまで、長めに茹でる。
    普通食
    《材料(1人分)》329kcal ・照り焼きチキン 鶏もも肉100g しょうゆ大さじ1 みりん大さじ1 砂糖小さじ1 ・マッシュポテト   じゃがいも30g 牛乳小さじ1 バター2g 塩こしょう少々 ・茹で野菜   人参30g ブロッコリー30g
    ・照り焼きチキン ①鶏肉を、皮を下にしてフライパンで焼く。皮に色が着いたらひっくり返し、中に火が通るまで しっかり焼く。 ②出てきた油をキッチンペーパーで吸い取り、調味料を入れ、しばらく煮詰めながら鶏肉に しっかりとからめる。 ③鶏肉を取り出し、食べやすい大きさに切り、皿に盛る。 ④フライパンに残った調味料をしばらく煮詰め、皿に盛った鶏肉にかける。 ・マッシュポテト ①じゃがいもを適当な大きさに切り、鍋で茹でる。 ②火が通ったら湯を切り、ボウルに移し、暖かいうちにマッシャーでつぶす。 ③牛乳、バター、塩こしょうを加え、味を調える。
    ペースト食(ピューレ・ペースト状で、舌で押しつぶさなくてもよく、口の中でまとまっているもの)
    皿の上の食べ物

自動的に生成された説明《材料》1人分309kcal ・照り焼きチキン(2人分) 普通食の照り焼きチキン120g だし汁60ml オリーブ油10g とろみ剤 しょうゆ大さじ1 みりん大さじ1 砂糖小さじ1 片栗粉少々 ・マッシュポテト(5人分)   普通食のマッシュポテト75g だし汁75ml   オリーブ油12g とろみ剤 ・茹で野菜(5人分)   茹で人参100g だし汁50ml オリーブ油10g   とろみ剤   茹でブロッコリー100g だし汁50ml オリーブ油10g とろみ剤 ※量が少ないとミキサーがうまく回らないため、2人分や 5人分で掲載しています
    ・照り焼きチキン ①普通食のチキン、だし汁、オリーブ油、とろみ剤をミキサーで撹拌し、器に盛る。 ②調味料を鍋で煮詰めて、水溶き片栗粉でとろみをつけ、鶏肉にかける。 ・マッシュポテト、人参、ブロッコリーも、それぞれ材料とともにミキサーで撹拌し、器に盛る。
    ムース食(ゼリー・ムース状で、少量すくってそのまま丸呑みできるもの)
    皿の上の食べ物

自動的に生成された説明《材料》1人分263kcal ・照り焼きチキン(2人分) 普通食の照り焼きチキン80g だし汁100g オリーブ油10g ゼリー化剤 しょうゆ大さじ1 みりん大さじ1 砂糖小さじ1 片栗粉少々 ・マッシュポテト(5人分)   普通食のマッシュポテト75g だし汁75ml   オリーブ油12g ゼリー化剤 ・茹で野菜(5人分)   茹で人参100g だし汁50ml オリーブ油10g   ゼリー剤   茹でブロッコリー100g だし汁50ml オリーブ油10g ゼリー剤 ※量が少ないとミキサーがうまく回らないため、2人分や 5人分で掲載しています
    ・照り焼きチキン ①普通食のチキン、だし汁、オリーブ油、ゼリー化剤をミキサーで撹拌し、鍋に移し、85℃以上に なるまで加熱する。 ②型に流し入れ、冷やす。 ③固まったら、器に盛る。 ④調味料を鍋で煮詰めて、水溶き片栗粉でとろみをつけ、鶏肉にかける。 ・マッシュポテト、人参、ブロッコリーも、それぞれ材料とともにミキサーで撹拌し、鍋に移して 加熱し、型に流し冷やし固める。

    ※とろみ剤、ゼリー化剤の割合は製品によって異なります。また、ゼリー化剤は加熱不要のものも

    あるので、パッケージをご確認ください。

  • 障害のある子どもたちの災害に対する備え

    徳島赤十字ひのみね総合療育センター 小児看護専門看護師 髙松いと子

     近年、様々な地域で地震や豪雨被害による自然災害のニュースが聞かれています。徳島県では、南海トラフ地震がこの30年間のうちに70%の確率で起こるといわれており、災害は、いつどこで起きるかわかりません。どのような状況になっても、子どもたちの命を守り、生活することができる備えを日頃から行っていく必要があります。今回は、今からできる災害への備えについてご紹介したいと思います。

     災害への備えには、自助・共助・公助という考え方があります。

    『自助』は、まず自分自身や家族の身を守ることです。
     お子さんのケアに必要な物品や数日分の薬をまとめておき、すぐ持ち出せるように準備しておきましょう。人工呼吸器を使用しているお子さんは、人工呼吸器や吸引機の充電を常にしておくことや、停電時にバッテリーを使用したときにどのくらいの時間対応できるのかを知っておくことも大切です。さらに、外出の時、お子さんの外出の準備をして、外に出るまでにどのくらい時間がかかるのか、どのように荷物をまとめておくとスムーズに準備ができるのか、といったことを意識しておくことで、避難訓練の代わりになると思います。

    『共助』は、地域の人々が助け合うことです。
     普段の生活では、お子さんのことをよく知っているご家族がお子さんのケアを行っていますが、災害時はご家族以外からケアを受ける状況もあります。お子さんに必要な医療的ケア、使用している物品や医療機器、お子さんとのかかわり方のポイントなどをまとめたものを作っておくと、避難先でご家族に代わってお子さんのケアを行う人にお子さんのことを伝えることができます。また、お子さんのことをまとめたものは、ショートステイやディサービスを利用する時にも役立ちます。さらに、日頃からお子さんのケアには、多くの人に関わってもらい、近所の方にもお子さんの存在を知ってもらうことも大切です。

    『公助』は、市町村や消防、県や警察といった公的な機関による救助・援助のことです。
     お住いの地域ごとに、学校などの指定避難所があると思いますが、東日本大震災では、障害をもったお子さんが避難所にいった時に、段差や人の多さなどを理由に一般の避難所では過ごせなかったと言われています。市町村や消防と連絡をとって、お子さんが避難でき、数日過ごせる場所を相談しておくことや、避難する時にどのような手助けが必要かを伝えておくことも大切です。

  • 『将来、働きたい!』を叶えるための極意

      就労移行支援事業所 ワークステーション未来管理者 赤壁省吾

     私は、天満病院グループの社会福祉法人みらいで就労グループリーダーとして、就労移行支援及び継続支援事業所の管理者として業務を行っています。前職場の天満病院では、子どもの言語聴覚療法に長年携わってきたこともあり、幼児期〜青年期までのお子さんの発達に併走しながら関わらせていただいています。発達障害は先天的な脳機能の障害で、発達のアンバランスさから環境との相互作用を受けやすいため、早期の診断と療育から長期にわたり、特性に応じた一貫した対応が良い効果を上げます。そして、発達年齢によっても関わり方や支援方法は変化し、就学や就職等の社会との接点が拡がるライフステージの変化に応じて、ご家族とご本人への発達支援と地域支援がより重要になってきます。特に器用に生活ができる方は少なく、十人十色で個々に応じた支援が必要とされています。

     発達障害の中でも青年期、成人期になると、圧倒的に相談件数が多くなるのが自閉スペクトラム症の方々です。他者の感情を共有する、またはその感情に至った過程に共感するといったことが難しく、コミュニケーションの苦手さから社会との折り合いがつけにくくなり対人関係上のトラブルを生みます。対処の方法として、ご本人の自己理解や、周囲の方の特性理解が必要と言われており、他者との物事の捉え方の違いなどを理解していくことが求められます。この自己理解は、しなやかに対応できる柔軟な折れない心と言われるレジリエンスとも密接につながっています。誰しも、「多少のトラブルがあっても、仕事もしながらそれなりにやっていけたらいいか」と思うかもしれません。しかしその対応力は、支援者や保護者が幼児期から自己理解を意識して関わり、学齢期に自己理解を高め、経験を積み重ねることによって培われますので、思春期、青年期に、自己開示ができる内面の自己認知能力に成熟できるよう、育てていく取り組みが必要です。

    今回の講義の中では、自己理解を含む「働きたい!」を叶える極意として

    ①通訳ガイドの役割について
    ②『第三者の視点』を持つこと
    ③子どもの強みを理解し尊重すること
    ④長い見通しを持って自己理解を積み重ねること
    ⑤社会のルールを教えること
    ⑥子離れを意識し自立の取り組みを考えること    

    この6つのポイントをご紹介させていただきます。支援が必要なご本人が人から支援をしてもらうことを前提としながらも、いずれは「自分のことは自分で支援できる」ことを目指し、支援力を高めるヒントになればと考えておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

    ※赤壁省吾先生のセミナー「将来働きたい!を叶える極意」は、OnlineバリフリBOXプレ企画、10月25日(日)13:00~、ZoomのYouTubeLive配信でお届けします。本会YouTubeチャンネルでご視聴ください。詳しくは、OnlineバリフリBOXのプログラムをご覧ください。

    利用者さんのアートです♪

私のNews

会員たちから発進する、なるほど!ホッコリ!のNewsを掲載します。

  • Youheiの軍港めぐり パート2~佐世保軍港クルーズ~

    長崎の佐世保軍港クルーズは遠いので、諦めていましたが、「どこでもドア切符」というJRのお得な切符が出たので、行くことができました。
    徳島から岡山まで特急うずしお、岡山から博多まで新幹線さくら、博多から佐世保まで特急みどりに乗りました。車内で駅弁を食べるのも楽しみの一つ(^^♪

    メインは軍港クルーズですが、今回は弓張の丘ホテルという、絶景を楽しめるホテルに泊まれました。日本夜景遺産の佐世保市街地や、佐世保港、島々が美しかったです。

    ホテルで1泊して、いいよいよ軍港クルーズです。今回は1か月前から乗船予約したのでバッチリです!海上自衛隊や米軍艦を海から楽しみました。船長さんのガイドがとても上手くて、分かりやすく、楽しかったです。コロナ禍で、マスク、手洗いをきちんとしていましたが、ドキドキでした。
    有名な佐世保バーガーを食べないと!と並んで、30分以上待ってやっとありつけました。帰りの特急に乗り遅れたら大変!急いで帰路へ!!

    ちょっとバタバタドキドキの楽しい旅でした(*‘∀‘)

  • Youheiの軍港めぐり パート1~舞鶴湾軍港クルーズ~

    私は就労継続支援事業所で働いています。

    軍艦が大好きで、今まで、呉や横須賀の軍港で軍港クルーズに乗船し、護衛艦やイージス艦、潜水艦などを見学しました。

    コロナ禍でしばらく県外に行けませんでしたが、日帰りで舞鶴湾の軍港クルーズに行ってきました❗️本当に久しぶりでうれしかった❗
    ️しかしなんとチケットが売り切れ(ToT)予約しとけばよかった~。そこに朗報‼️臨時便が出るということで、乗れることになりました(^○^)

    30分のクルーズで海上から見る護衛艦はかっこよかった。海軍カレーも食べて帰りました。 舞鶴や呉なら車で片道3時間半くらいです。

    次は「どこでもドア切符」で特急や新幹線に乗り、佐世保軍港クルーズに行く予定です🎵

    ☆「Youheiの軍港めぐり」は、これから時々掲載していきますよ♪皆さん、今後もよーよーの楽しい旅日記を楽しみに!そして、参考にお出かけしてみてはいかがですか?
    オシャベリおばちゃんは・・・お土産待ってまーす♡

    おお!護衛艦、カッコイイ!!
    いい天気で気持ちいい旅!また行くぞー♪
  • ステイホームで音楽活動♪

    徳島県肢連の徳島支部には、音楽サークル「ミックスジュース」があります。
    このサークル活動、なんと20年以上活動しています!障がいのある子たちの大好きな音楽をみんなで楽しめば、もっと楽しい!どこかで演奏して歌って、多くの人に聞いてもらえたら、もっともっと楽しい!そんな思いで毎月練習しています。
    メンバーは、重度心身障がい、知的障がい、視覚障がい・・・いろんな仲間たちと保護者、そして私たちの活動に共感するボランティアさんたち♪演奏方法も楽器も、障害に合わせて選んだり工夫したりしています。コミュニケーション支援機器、スイッチなどで楽器演奏のアレンジを独自に行って楽しむ仲間もいます!

    さて、そんな楽しい活動が、コロナウイルス感染拡大できなくなる!という事態に見舞われました。そこで考えたのが、Zoomを使って、みんなで音楽を楽しもう!です!

    でも、同時にみんながホストの伴奏に合わせて演奏すると、ズレる!これはどうしようもないのですが、各自がミュートして、ホストの伴奏と演奏に合わせてステイホームで思いっきり演奏したり歌って楽しむ。そしてその様子をみんなが見れることは、一緒に楽しく練習している実感になりました。また、みんな集まっての練習ではわからなかった各自の表情や、個別練習も、Zoom練習の方がわかる!という利点もありました。
    2度目のZoom練習では、伴奏の先生と、メンバー親子2組が一緒にホスト配信して、よりいつもの練習の雰囲気が感じられるものとなりました。

    また、みんなで集まって練習できる日を思いながら、いろんな音楽の楽しみ方と仲間のコミュニケーションの機会を継続していきたいです!
    そんな、ミックスジュースの仲間、大募集中です!!

    ※写真は、昨年のNPOボランティアフェアで、新町川をバックに演奏した時のものです♪